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中山康之氏が出馬へ

 中山康之氏が出馬へ
 10月28日投票の市長選
 十一月の任期満了を前に沼津市長選は十月二十八日投開票で行われるが、新人の中山康之氏(66)が出馬する。
 中山氏は一九四五年八月、本郷町生まれ。四小四年の時、父親の転勤で盛岡市に移り、その後、東京に転居して中央大学経済学部卒業まで過ごした。卒業後は日本通運に入社、各支店長を歴任するなどした後、グループ関連会社の役員を歴任。家族は妻と一男。
 沼津を離れてからも夏休みなどには、祖父が住む沼津に長期滞在。また、四年前から週末を本郷町の実家で過ごすようになり、帰省のたびに目にする沼津の衰退に歯止めをかけなければ、と思うようになった。
 「衰退する沼津のまちを見るのは忍びない。しがらみのない私でなければ沼津の変革はできない」と出馬を決意。中心市街地の衰退は、沼津駅を挟んだ南北の行き来の不自由さが原因で、一刻も早く解決しなければならない、としている。
 具体的な行動も起こし沼津の復活を願って新聞に投稿する一方、市の第四次総合計画の諮問委員として市当局に提言。さらに、市民が「まちのありよう」を考える契機になれば、と自身の主張、考えをまとめた『プリセットー故郷沼津、再生へのメッセージ』『まちの行方ー沼津市民の「選択」と「覚悟」』を出版している。
 出馬表明にあたり、中断している沼津駅付近鉄道高架事業の見直しを挙げるほか、全国平均を大きく下回る下水道普及は清潔なまちをつくるには不可欠だとし、時間がかかっても進めなければならないとの考えでいる。
 このうち鉄道高架については、「時代の移り変わりに伴い見直しが必要ではないか」とし、将来の沼津を描くビジョンに従ってまちづくりを進めれば、自ずと高架が必要か杏かの答えは出てくると断言。その決断のチャンスが市長選であり、市民が決断しなければならない、と訴える。
 沼津のまちづくりを市民と共に考え、進めたいとし、「沼津のまちを将来どのようにするのかが今回の市長選のポイント」だと考える。沼津が本来持っている良好な自然環境、歴史、文化などを生かしたまちづくり、国、県の支援を受けながらファルマバレー構想に沿った健康文化都市づくりを唱える。
 一方、市議会では未来の風議員団が中山氏を推薦。次のことを理由に挙げている。
 中山氏は、前回市長選において我々「チェンジ沼津」の候補者公募に応募して以来、我々の活動に参加していただいている。彼は故郷沼津が寂れていく状況、選挙投票率の低さなどを憂い、沼津市への思いを二冊の著書にまとめ市民に訴えた。
 その彼の思いと我々の「民間目線で、市民目線で、沼津市を再生」との思いが一致した。一流企業で企業人として活躍され、数々の実績を残した手腕を沼津市の経営に生かしてもらいたい。人当たりの柔らかい常識人であると同時に、熱い思いを内に秘めた熱血漢で、新たな沼津市長になってくれることを願っている。
 また、松下洋一郎さんを代表とする支援団体「さわやか沼津」も組織され、二十二日に記者会見を開き出馬を正式表明する。
 栗原裕康市長は既に、市議会二月定例会で出馬の意向を表明している。
(沼朝平成24年8月14日号)
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還暦候補者達の知事選ですか。

静岡県知事選挙



    平野定義 59歳       共産党公認



    海野徹  60歳 無所属



    川勝平太 60歳 無所属   民主党推薦



    坂本由紀子60歳 無所属   自民党・公明党支持



(中部、西部、東部の争い)

地方選挙は支持地域、基盤が重要だが、平野定義氏は、出身地の静岡市などの中央地域が地盤、海野徹氏(静岡高校)は静岡市市会議員を務めており、静岡市などの中央地域が地盤、川勝平太氏は落下傘候補で静岡県出身ではなく、たまたま浜松にある県立大学の学長、浜松など西部が地盤、坂本由紀子氏(沼津東校)は三島市出身、静岡県県副知事も務めた静岡県人、三島など県東部が地盤、前石川知事の後継者なのか。
海野徹氏、平野定義氏も静岡市の住民、地域の根差した政治家。政治力、人口集積、経済力からいえば、県勢は、中央部、西部、東部の順であり、西へ行くほど力は増し、東部地域の政治力は相対的に弱体と思われる。



(下馬評、政権交代の前哨戦)

下馬評では、自民公明推薦の坂本由紀子と民主党推薦の川勝平太の接戦だという。中央政界の大変動の余波を受けて、衆議院選挙の前哨戦で、与野党と対立の中で、政権交代の与野党の選択の選挙だといわれている。このところ、麻生自民公明政権への評価が墜落して、支持率は20%を下回り、自民党は大揺れ、名古屋市はおろか千葉市、横須賀市までも民主党が勝利し、自民党は低落の勢いを強め、政権交代の実現が現実化している。はたして、静岡県知事選挙はどうなるのか。



(若くもなく、頼まれ仕事)

4人とも年齢は60歳、戦後生まれで若くも、年寄りでもない中堅世代だ。今様な若さを売り物にできない。中途半端な世代だが、21世紀の政治家ではあろう。4人とも、もともと県知事を目標にして政治活動していたものではなく、その経歴、時勢の動きから政党から引っ張り出された受動的な県知事候補者であり、県政において、何をしたいのか、何をするのか、自分の考えは明確とはいえない。マニュフェストも自分の考えより、地域全体の考え、時の動きの集約とものともいえるものである。受身の姿勢の頼まれ候補者である。



(落下傘候補、マスメディア売りの学者候補)

川勝平太氏は落下傘候補、静岡に地盤があるわけではなく、たまたまの県立大学の学長を務め、マスメディアにも顔の売れた学者が売り物、インテリ層には人気のある全国区の評論家風情の学者だが、そのインテリ臭さが、県民の人気を呼ぶか、嫌われるか。
都会的でハンサムな男性であり、女性の人気如何が問題、支援者は全国各地に及び、ある面では学者を踏み台にした学者商売人、学者政治屋の印象が強い。



(才媛、弱さ見える官僚候補、石川前知事の後継者か)

坂本由紀子氏は、厚生労働省出身の才媛官僚であるが、政治的なパワーに欠け、ひ弱なイメージが否見えない。官僚神話、政策力が地に落ちている時、県政の政策面や政治力を発揮することが期待できるのか、官僚政治への批判に県民の危惧があろう。女性票を集められるのか、県東部の全面的な支持を受けられるのか、プラスでもマイナスでも、県会議員や県職員など県庁内に石川知事の後継者としての評価が高いのかどうかが問われる。



(上昇志向濃厚な地方政治家)

海野徹氏は、静岡市会議員、県議会議員を務めた典型的な地方政治家、民主党の参議院議員を一期務めたが、なぜ民主党を離れたのか、県知事が与野党の党派の選挙のときにあえて立候補するのはなぜか、静岡県政に大きな政策、どのような戦略があるのかがよくわからない、市会議員、県会議員、参議院議員、県知事へと上昇志向の強い地方議員のイメージが強い。



(今なぜ共産党が候補者を立てるのか)

平野定義氏は、まじめな共産党員で、県知事選挙でも、市民擁護・大企業批判の共産党の主張を掲げて党勢の拡大を図る戦略であろうが、政治姿勢は一番まじめで、マニュフェストにも共感を呼ぶものが見受けられる。政権交代が国政の重要な政治課題であり、時代の動きであるときに、なぜ、今の時期に共産党の党勢拡大のために県知事選に立候補するのか、共産党の目標がわからない。



(マニュフェストに違いなし、数値目標なし)

 4人のマニュフェストに大きな違いはない。環境、福祉、教育、治安などを重視し、安心安全な静岡県を作ろうとする姿勢に違いはなく、財政問題も取り上げて、行財政改革を進めて、無駄な仕事をやらないという点は共通している。各人のマニュフェストは、地方自治の仕事を羅列的に並べるだけで、具体的な数値目標は掲げていない。それを論じるだけの準備や作業をしたわけではないからだろう。もともと地方政治にそんなに違いがあるわけがない。



(箱モノから人へ)

箱モノ行政を主題にする候補者はいないし、あえて箱モノ行政の説明を避けているきらいもある。無駄な事業として富士山空港を取り上げてはいるが、具体的な問題点やこれからの在り方を明確に説明するものはない。具体的な名前は、坂本候補者が、新東名、中部横断道路、駿河湾3港湾、富士山空港を取り上げてはいるが適切に実施するというだけで、特に沼津市にとってもっとも重要な事業だという沼津駅周辺総合整備事業を取り上げている候補者は皆無である。



(消えゆく沼津駅周辺鉄道高架化事業)

どの候補者が県知事になろうと、静岡県の行財政の改革、箱モノ優先からから福祉、教育、環境への行財政の転換は必至であり、かっての箱モノ優先、財政力豊かな時代
のプロジェクトは軒並み、再検討を迫られるであろう。静岡県が施行主体で資金、責任を持つ箱モノ、ふじさん静岡空港並みに2000億円、20年の年月を要する巨大な沼津駅周辺総合整備事業がこのまま進むことは極めて困難であり、新しい知事も、早急にその見直しをしなければなるまい。



(知事選の争点は何か)

静岡県知事選の争点は何か、なにはさておいても迫る衆議院議員選挙の前哨戦として、与野党の政権交代を迫る政党の選択の選挙でもあるが、静岡県政の改革の本質は高度経済成長に依存して健全な財政基盤だからという理由から、むやみやたらに進めてきた箱モノ行政をどう転換するか、時代に対応した行財政をどう立てるかであり、それを政党、候補者は明確に訴えるべきであるが、どの政党、候補者もあえて、避けている感がしてならない。

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