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第2章ー4

Q4おざなりの住民参加,情報公開の現状は?

 

①建前だけのお座なりの情報公開,市民参加

建前では,住民参加,情報公開の仕組みが生まれていますが,地方自治体では本当に住民参加,情報公開が進んでいるのでしょうか。民主主義の原則に従った適切な住民参加,情報公開が進んでいるのかどうか,市民の疑問は消えません。行政,議会は建前では,住民参加,情報公開を積極的に進めるといっていますが,現実には,住民参加が行政への反対運動,抵抗運動として行われ,また,情報公開は,行政や議会にとって都合の悪いことを暴き,攻撃する手段として使われているという現実から,本音では,お座なりの住民参加,情報公開しか認めず,つとめて住民参加や情報公開を避けようとする意識が強いことは否定できません。

 

②「百戦百敗」の住民投票

とくに,公共事業をめぐる騒動では,事業の是非を住民投票で決めろという市民の声に対しては,地方自治,民主主義の仕組が市議会で十分に機能しているから,住民には複雑な利害を判断する能力がないからという理由で,住民参加を拒否してきているのが現実です。住民投票を求める市民運動はこれまで百戦百敗であり,建前だけの住民参加に終わっているようです。紆余曲折した四国,吉野川河口堰をめぐる住民投票は,それに一石を投じましたが,住民の意思を尊重するという旧建設省のせっかくの姿勢も,治水利水という国家の意思決定に,限られた利害しか有しない地域住民が立ち入るのは問題だという本音の中では,住民参加は建前で終わってしまっているようです。

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