沼津駅周辺鉄道高架の本質的な問題点 世の中の誰に聞いても、今の時代に意義に乏しい、ばかげた鉄道高架事業をやるべきであり、やれる筈だと心から思っている人は、知事や市長、議員らの政治家にも、行政当局にも、市民にも、いる筈はないだろうと思います。見直しへの結論は見えているのです。問題は、全員が鉄道高架の問題点を理解しつつも、その全体像や仕組みを知ることが出来ず、どうしても自分の利害得失だけで考えてしまうことです。沼津駅周辺鉄道高架事業は6種類の事業の複雑な仕組みの上に、計画されて20年以上を経過し、時代の激変の中でその仕組みや本質が変わっているにも関わらず、所要の検証をされることなく、市民はもとより、政治にも行政当局にも、その本質、全体像を理解しない、理解できない状況に陥っているのではないかと思います。 私は折に触れて、適切な論議が行われることを期待して、元建設省に勤務した知識経験から、誰にも見てはもらえなかった鉄道高架事業の解説書などを描いてきました。「なぜ、沼津市民は沼津駅周辺鉄道高架事業を考え治さなければならいか」2008年の市長選挙の時に市民向けに鉄道高架を易しく解説したもので、計画の内容、コスト、費用負担、その効果、財政事情、現実的な事業の提案、さらに如何にして撤退するかを、本文20ページに及ぶ文書としてまとめたものです。もう一つは2012年の有識者会議やPI委員会の論議の際に、「沼津駅鉄道高架PIプロジェクト・実施計画に関する意見」は私の意見として、大型公共事業の妥当性、利益に見合う投資効果、沼津の復権の可能性、だれが責任者か、さらに如何にして円滑に撤収するのかを専門的な視点で描き、当局に提出したものですが、県、市の当局からは忌避されて、審議されることもなく、お蔵入りになったものです。本質を知ることが怖かったからだろうと当局の無礼も許すことにしていたものです。 この10数年、一市民、一専門家として、利害損得とは無縁に、行政当局、市民にその本質を訴えてきましたが、放置され続け、残念ながら私の意欲も無駄骨であったのかもしれません。でも、ここまで来たことに、私のささやかな正義感が少しは貢献したのとも思いたいものです。最終段階に当たり、行政、市民の間で合理的、民主的な論議が行われますよう、これら資料、ご担当の事務方にお渡しいただき、何かご利用されるなり、参考にしてくだされば幸いであります。 2014.8.7 長谷川徳之輔 明海大学名誉教授参考資料クリックしてお読みください。PR
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