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第9章

9
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第8章ー2

Q2
2030年の沼津の未来,そして沼津駅周辺鉄道高架化事業をどう見るのか?
A2

①2030年の日本,そして沼津の社会経済の展望
21世紀の経済社会がどうなるか,先行きが不透明なことに国民は不安を覚えています。2005年は人口の転換期,いよいよ人口減少社会に進んでいきます。「2030年の日本」では,少子高齢化社会でわが国の人口は500万人減少し,経済成長も増税など国民に負担を強いても,せいぜい1%台に留まる低成長だと予測されています。沼津駅鉄道高架化事業は20年以上に及ぶ長期の事業ですが,その完成に時期の20数年先の2030年頃の沼津市や東部地区の人口や土地利用,経済情勢,自治体再編成などについて,どう見たらいいでしょうか。長い計画であればあるほど先の見方が,なければなりません。また,先行き不透明な情勢の中で長期的な事業を進めることには,途中に頓挫する危険もあることも考える必要があるでしょう。多分,沼津市の人口が10%以上減少し,人口は都心に回帰し,自動車交通量も増えず,土地利用は縮小し,財政は悪化し,行政組織は東部地域一体とした体制が整備されていることでしょう。

②財政再建,小さな政府の実現
今,国も地方も財政再建,小さな政府を目指して行財政改革に懸命に取り組んでおります。特に公共事業は大幅に縮小せざるを得ず,無駄な公共事業はやらないと与野党とも主張しております。公共事業の先行き,あり方についてどう考えるか。公共事業予算は,今年も軽減されて最盛期の半分以下になっており,さらに縮小されることは必至であります。たとえ,鉄道高架化に予算措置が行われるとしても,当初の予定通りに予算が付くことはないでしょう。公共事業が半分に縮小すれば,事業期間は2倍に延びることになり,この事業に40年掛かる計算になります。沼津駅周辺鉄道高架化事業には,20年間でおよそ2,000億円,年間100億円の財政支出が必要になるといわれていますが,今の情勢からこの予算が安定的に支出されるとは思えません。途中で挫折することになりはしないかと心配になります。

③何のため誰のための事業か,一都市再生のあり方を問う一
1)沼津市も中心市街地の衰退の都市
残念ながら沼津市もこ他聞にもれず,本町,上土など中心市街地の衰退は深刻であり,空き地が広がり,集客は減少し,旧い日本の伝統ある商店街に共通する「シャッター街」とも言われ,中心市街地の活性化が求められていますが,思うに任せないようです。住民の意識も低く,活性化の知恵はないようです。時代の転換もあって,国においても中心市街地の活性化対策は重要な政策課題となっておりますが,将来の中心市街地の活性化にとって必要な対策,インフラ整備は何でしょうか。どういう事業にプライオリティーがあると考えるというのでしょうか。肝心の沼津駅周辺鉄道高架化事業は中心市街地の活性化に役立つのでしょうか。
沼津市の衰退の原因は一つとして,鉄道で分断されているからでしょうか。今,国は都市再生の政策に転換しようとしています。
20年先,30年先の沼津市のために何が必要なのでしょうか。そもそもこの事業は静岡県が事業主体であり,沼津市役所は全体計画の一部分を実施する補助的な役割に過ぎません。鉄道高架化事業に関連してJR貨物会社という民営事業の鉄道施設に対する補償措置としての貨物駅,操車場の用地買収すること,その費用を負担することという役割であり,鉄道高架化事業の施行の主体は県であり,その用地買収は県本来の権限義務のはずです。貨物駅,操車場の移転のための用地は,高架化事業の補償措置であり,事業主体ではない沼津市役所が土地収用法による強制収用は出来ないものですし,強制収用が出来るとしても静岡県が行うものであり,本来的にはJR貨物会社の役割なのです。最終的には強制買収が出来なければこの事業は成立しないのです。
2)将来の交通量はどうなるのか
将来の経済社会を見ても,鉄道交通が今以上に増えることはありえませんし,30年先に鉄道貨物輸送がどう役割を持つのかも不透明です。東京の中心でも汐留,飯田橋の鉄道施設は廃止されています。貨物輸送の将来がどうなるのか,鉄道高架化に伴う貨物駅の整備,操車場の整備がどう役立つのか,今の利用状況と比較してみることも必要でしょう。計画の必要性,妥当性について専門家,JR貨物当局に十分聞いてみる必要があります。
3)費用対効果のはつきりしない土地利用幻想の危険物
その効果に,14ヘクタールの土地が生まれ,4.7ヘクタールの高架下の土地が生まれる,商業施設や事務所などに利用されることによる効果を上げています。人口縮小,低成長化で今以上に土地が必要になるはずはなく,高架下の狭い土地の利用可能性も疑問ですし,将来の需要が増えない中で土地利用を広げることは,それだけ中心市街地の土地利用の可能性が減ってしまうことになりかねないと思います。どう使われるか方針も明確ではなく,費用対効果もはっきりしない土地利用に幻想を持つことが危険ではないかと思います。

④費用効果分析の公表一負担する価値が明確か一
小さな政府,効率的な自治体のためには,公共事業は,より役に立つ事業,より効果の大きい事業に投資が向かわなければならないと思います。沼津駅周辺鉄道高架化事業は,何のため,誰のための事業なのか,どのような効果があるのか,客観的,定量的な分析が必要です。公共事業には,費用対効果分析が必要不可欠でありますが,残念ながら沼津駅周辺鉄道高架化事業の費用対効果分析は十分に市民に知らされておりません。市の広報を見ますと,費用対効果は2.7で,完成後40年の便益を計算したといわれますが,残念ながらその計算根拠の経済成長,市財政,自動車交通量,事業波及効果などの数値はまったく分かりません。無駄な事業をやらないということは,費用対効果が低く,役に立たない事業をやらないということであり,投資に優先順序をつけることだと思います。沼津市当局は,市民に沼津駅周辺鉄道高架化事業の詳細な費用対効果を示す必要があると思います。さらに,20年以上の長期の事業であれば,世代間の費用便益の比較も考えなくてはなりません。情報公開のポイントはそこにあります。肝心のことは,2,000億円を20年間続けて投資する価値があるのか,市民の負担はどうなるのか,負担に見合った受益が得られるかが問題です。

⑤望ましい南北交通の円滑化事業一最小の費用で最大の効果をー
大都市での踏切事故,人身事故が毎月のように報じられていますが,適切な資源配分として,沼津駅周辺鉄道高架化事業と大都市での踏切対策,高架化事業とどちらを優先させるべきでしょうか。小田急線の高架化事業を見ても,沼津駅高架化事業と比較しても,その経済効果には10倍以上の差があります。沼津市の都市形成の問題点だとする南北交通の円滑化,市街地の分断を解決するには,どのような事業がいいのか,最も少ない費用で最も効果が大きい計画,事業は何なのか,市民の理解を深めるためにも,鉄道高架化事業にこだわらず,沼津駅の橋上施設計画や沼津駅屋上広場計画などについて,その費用対効果,利害得失など市民からの提案を含めてもう一度幅広く検討すべきだと思います。そもそも,鉄道高架化事業の成果は完全に高架化が完成して,線路の切り替えが出来なければ生じないものであり,20年,30年の長期にわたって,ただ工事が進んでいるだけでは南北問題は解決しません。橋上駅,橋上広場のような,もっと現実的な対応を考えて,事情の変化に応じて事業を追加していくような弾力的な対応が求められるでしょう。

⑥民主主義は「市民の投票率」が指標で,市民の民度を計る試金石一それを単に政争の具にしてはいけない一
住民投票は,沼津市民の民主主義の発揮と行政の情報公開,透明性を確保する試金石であったと思いますが,本質論が不在のままに,市議会においても必要な議論が見えないままに,対立だけに終わってしまったのは実に残念でした。いたずらに賛成派,反対派とも感情的で不毛の対立をせず,真の市民の利益を考えて,行政,市民が一体になって望ましい沼津駅周辺鉄道高架化事業のあり方の論議を尽くすべきものと思います。これだけの事業に時間を惜しむべきではありません。市にとってやるべきことは,市民の声に耳を傾け,論議を進める機会を作ることであり,費用対効果など情報をもっと広く公開して,市民の理解を得ることです。
16年前に決めた規定路線だといたずらに事業を急ぐことではないでしょう。
2)全国的に見て最近の各種選挙投票率の低さはまさに異常
住民運動は政争の道具にしない,住民の市民意識を高めることと理解しておりますが,聞くところではこの動きが住民投票運動から沼津市長のリコール運動に至るということですが,リコールはその後の対応が明確でなければ市民の理解が得られないでしょうし,実際は政争そのものになると思います。今大切なことは,この事業の意義,問題点をもっと明確に論議し,市民の負担と受益の関係について市民の理解を深めることであり,さらにマスメディアの働きにも期待して,市民の論議を深める運動に向かうことだと思います。そのためには,事業主体である静岡県の事業の説明,情報公開を求め,周辺市町の理事者や市民の見方評価を知り,さらに地元選出の国会議員さんたちの論議への参加を求め,意見を聞いてみることでないでしょうか。それにしても最近の知事選,国会議員選挙等に見られる選挙投票率の低さはまさに民主主義の危機といえます。

第8章ー1ー参考

《【土地を無料で提供して、三方両得の再開発をしよう】
中心市街地の復権には,大手町,本町,上土の中心部に歩いて生活できる住環境を整備することです。ナティー式に中層の住宅を整備し,高齢者の住まい,若年者への賃貸住宅を整備します。それには,土地を無料で利用できるようにすることです。ゴーストタウンの街中の土地,今は駐車場に使われているが,全部を駐車場に利用できるわけではなく,何らかの利用を考えなければなりません。
「土地持ち」が協力して土地を無料で提供し,借地料を収入にして,そこに民間企業が高齢者ホーム,民間マンション,商業施設などを整備すれば,土地代抜きの投資ができます。お客には東京とのダブル生活の市民を考え,沼津出身の定年退職者を集めてもよいでしょう。市は土地にかかる固定資産税収入相当額を地主に還付して,地主は加えて借地料を確保できます。土地をただ遊ばせておくより,よほど得なはずです。市は住民税,建物の固定資産税を確保できます。入居者は,土地代の参入されない安い住宅に入居できます。三方1両得でしょう。
【2万円,沼津グルメの24時間の旅はどうだろうか?】
都会人に2万円,24時間の旅を演出することです。東京で仲間の同窓会をしても2万円はかかるご時世です。それも夕方の2時間足らずです。彼等に沼津へ一泊2日で2万円の旅を提供しましょう。
それもグルメ,お土産つきの旅で……。夕方新宿から団体で「特急あさぎり」片道で3,820円。団体料金ならもっと安いでしょう。沼津へ着いたら東急ホテルに宿泊しましょう。一泊6,500円。夕食は港湾のすし屋で3,000円,次の朝も寿司で1,000円。お昼は御用邸を見て,長岡へ日帰り温泉に行きましょう。ゆっくり温泉を楽しんで1,000円。昼食は少し遅いが、三島広小路の「うなぎ」の食事を楽しみましょう。豪華なうなぎでも2,000円で足ります。これで17,320円,まだあまっています。沼津に戻ってお土産に干物,シラスを買いましょう。2,000円で十分。あわせて,19,320円,まだお釣りがあります。1,000円足して,前の晩は沼津のスナックでカラオケでも楽しんでもよい。夕方の「特急あさぎり」で東京に戻れば,夕食に沼津の干物が食べられます。ただ,問題は沼津での足代です。
東急ホテルから,御用邸公園,長岡温泉,三島に行き,沼津に戻る足をどうするかです。一日当たり100人の客として,200万円の観光収入が沼津に落ちます。年間売り上げ6億円になる。観光宣伝であるから,一日2台,昼間は空いているバスを市役所か観光協会がチャーターして,無料で提供するという手もあります。
【年収5年分の住宅,5点セットの豊かさを味わう】
少し旧聞になりますが,バブルの頃,東京のマンションは著しく高騰し,平成2年のピークには世田谷でも60平方メートルの狭いマンションが8,700万円までになりました。年収5年分で住宅が確保すると政府は言いましたが,現実には1,000万円の年収の8.7倍。あせってマンションを買う友人に言ったものでした。「東京で買うより沼津で買えば,同じ値段で5点セットの一戸建てが手に入るぞ」と。敷地100坪,床面積100平方メートルの住宅が3,800万円,東京に通うために新幹線の通勤費が一日8,000円で,年に200日通って160万円,5年分で800万円,割り引があるから600万円,三島駅前に駐車場を確保するのに200万円,それに当時のゴルフ場の会員権が1,000万円,合わせて5,800万円,これで4点セット,加えて駿河湾のマリーン施設の会員権が200万円,合計5点セットで6,000万円,東京のマンションを買うより,2,000万円安く,年収5年分で手に入ります。今なら住宅価格も下がり,ゴルフ場会員権は激安だ。住宅3,000万円,新幹線通勤代金600万円,駅前駐車場200万円,ゴルフ場会員権100万円,マリーン施設も100万円合わせてちょうど4,000万円で済みます。年収4年分です。となれば,ウィークデーには新幹線で新聞を読みながらゆっくり通勤し,土曜日は仲間とゴルフに行く。日曜日には駿河湾で海釣かマリーンスポーツ。かみさんはカレッタ汐留にミュージカルを見に行くらしい。来週は友達と日帰り温泉に出かけるという,という生活ができます。沼津の住宅,不動産はただ物を売るのではなく,生活の質の高さ,付加価値を商品化することです。
鉄道高架化事業に多額の税金を使う前に,沼津市の活性化,復権のために,簡単に,そして安くできる,こんなことを考えてもいいのではないでしょうか。》

第8章-1

8

第8章
Q1
理想的な次世代への沼津市の姿とは?
A1
①まず「資産」は残すが,「借金」は残さない基本方針
今の日本は子供たちの未来にとって明るいものとは思われません。少子高齢化は必至ですし,経済はかってほど成長せず,所得は増えないでしょう。おまけに,私達の時代に作ったバブル経済の負債のみならず,1,000兆円もの国と自治体の借金を抱えさせられています。1,000兆円の借金を40年で返そうとしたら,年に金利が40兆円そして元金返済が25兆円とあわせて65兆円と言う,国家予算の1年分の全額を当てなければならないほどの,途方もない負担がかかることになります。子供たちへの負担は大変なことです。そして地方自治体も又同じことです。沼津市には1,300億円の市の負債があります。鉄道高架化事業の市の負担は,これからの新規の負債でやらなければならず,いくら現在は交付税をもらわない健全な財政だと威張っても,先行きは大変厳しい状況になるでしょう。少なくても,無駄な投資は控えて,子供たちに借金を少しでも残さないことを基本方針にすべきだと思います。
②子供たちに「残したい沼津」をみんなで考えよう
1)お金のかからない自然を生かしてハイキングコースを作るお金のかからない,ささやかでも,次の世代に役に立つことは現在の私たちの現在の負担でどんどんやっていきましょう。例えば,「沼津アルプス」の沼津の丘を縦走するハイキングが,全国的に有名になっています。それをもっと充実させて,沢山の別の町の人に来てもらったらいいですね。こういった事業も市民団体の力でやっていると聞いています。「沼津アルプス」の丘だけではなく,60キロの海岸線,三津の海岸から静浦,牛伏,我入道,千本とつながる海岸線は,「沼津リベエラ」ともいえる素晴らしい自然と景観があります。大平の里山や,愛鷹山の自然景観や,土地利用も,もっと有効に考えたらいいでしょう。市内を流れる素晴らしい清流の狩野川を,浚渫(しゅんせつ)してもらい,ボート遊びが楽しめ,芋煮会などができて,もっと市民が集まり,遊べるようなセントラルパーク,中央公園にしたらどうでしょうか?
2)駅の北の工場跡地を有効に活用する
駅の北の工場跡地にも,住宅など新しい都市機能を植えつけ,本町などの中心市街地は,無為に遊んでいる土地を使い人や企業に無料で使わせて,若者向きのマンションや便利な高齢者施設を導入したらいかがでしょうか。駅側の空地には,北に行ってしまった市立病院の分院を整備して,通院の病人を診る施設にしたら,高齢者も,もっと利用しやすくなるしょう。そして三島の日大高校の校舎を持ってきたり,公立や私立高校を誘致したりして,若者が集まる中心部にしたら,賑わいが取り戻せます。
3)どんな都市計画がよいのか皆んなで考えよう
沼津は高いと批判されている幼稚園や学校の教育費を安くすることとか,学校の防災や地震対策に力を入れることも歓迎されるでしょう。橋上駅などで鉄道高架事業を安く仕上げて,資金を別なことに投じたら,もっと住みやすい,魅力のある沼津が生まれるのではないでしょうか。何がいいのか,市民を中心にまずみんなで考えましょう。

第7章

7
第7章
「市民と市役所は良きパートナーシップが必要」
Q1
沼津市の基本構想はどうなっているのか?

A1
①もっと情報公開をし,そして市民参加が必要
1)「住民投票」を求める市民運動こそ"民主主義"である
鉄道高架化事業について住民投票を求める市民運動は6万人に近い市民の賛同を受けたもので,まさに,住民投票は,沼津市民の民主主義の発揮と行政の情報公開,透明性を確保する試金石であったと思います。問題の本質論が不在で,市議会においても必要な論議も見えないままに,市民と市議会が対立だけに終わってしまったのは実に残念でした。
2)感情的な不毛の対立をやめて,「眞の市民の利益」を考えよう
いたずらに賛成派,反対派とも感情的な不毛の対立をせず,真の市民の利益を考えて,行政,市民が一体になって望ましい沼津駅周辺鉄道高架化事業のあり方の論議を尽くすべきであると思います。これだけの大きな事業に対して,半年や1年の時間を惜しむべきではありません。市民運動は,市の方針や事業の必要性,意義などについて沼津市当局,静岡県,JR貨物会社のさらなる情報公開を求め,事業の賛否への市民の理解を深めることであり,沼津市がやるべきことは,市民の声に謙虚に耳を傾け,論議を進める機会を作ることです。そして費用対効果など情報をもっと広く市民に公開し,市民を説得し,その理解を得ることです。16年前に決めた既定の路線だとして,半年や1年でいたずらに事業を急ぐことではないでしょう。

②沼津市の立派な基本構想で市民と市政の関係をきずく
1)市民と行政の関係
沼津市の基本構想では市民と行政の関係について,次のように記述しています。
「沼津市の基本構想
市民と行政が目標を共有し、都市の主体である市民と行政が、それぞれ果たすべき役割を担いつつ、今なすべきことは何か。自ら何が出来るかを常に考えながら、そのためには、市民と行政が円滑な意思の疎通を図りながら、相互に自らを高め合う努力を怠ることなく、信頼関係に基づく良好なパートナーシップを築き上げていかなければならない。
行政は市民の視点に立って、自らを律し、創意を図り、効率で明確な行政サービスの提供が図られるように、たゆみなく自己改革を進めていく必要がある。市民の間においても、多様な価値観を尊重しつつ、利害調整の確立を目指して、自ら知恵と力を活かす市民自治をいっそう進めていく必要がある。
沼津市の交流拠点都市としての役割を担う一方、市民の広がりに伴う行政サービスを効率的に提供していくためにも、つねに広域的な視点を持った街づくりを進めていく。」
2)基本構想は,その通りで,まさに名言
沼津市の基本構想はその通りであり,まさに名言ですが,今の都市計画について,行政はこの理念に沿っているといえるのでしょうか。今大切なことは,対立を煽ることではなく,この事業の意義,効果,問題点をもっと明確に論議し,市民の負担と受益の関係について市民の理解を深めることであり,さらにマスメディアの働きにも期待して,市民の論議,理解を深める運動に向かうことだと思います。そのためには,事業主体である静岡県に対して費用対効果などの説明,情報公開を求め,周辺市町村の当事者や市民の見方,評価を知り,さらに地元選出の国会議員の諸先生達の論議への参加を求め,意見を聞いてみることではないでしょうか。

③もっと市民へ「説明責任」を果たせ
市役所は,鉄道高架化事業への市民の理解を求めると言うことで,数多くの綺麗なパンフレットを作っています。市の広報にも,市の見方や方針が毎号掲載されています。それはそれなりに,良いことですが,もっと問題点や反対派の市民の見方も公平に掲載すべきですが,残念ながら問題の本質的な情報公開は見えてきません。肝心の「費用対効果分析」の情報資料はどこにも見当りません。市民の理解を求めることは是非必要ですから,ただパンフイレットを垂れ流すのではなく,きちんとした説明を市民の求めに応じて行うべきではないでしょうか。賛成の市民団体への補助金ばかりでなく,逆に反対派の市民にも,発言のための費用を支出することが公平ではないでしょうか。

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